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トップページ >> 既刊・新刊 >> 公衆衛生におけるインフォームド・コンセント 齲歯予防と水道水中のフッ化物

公衆衛生におけるインフォームド・コンセント 齲歯予防と水道水中のフッ化物

公衆衛生におけるインフォームド・コンセント・書影
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二宮一枝 著
A5判・並製・100ページ
定価:2000円+税 ISBN978-4-905849-28-5 

公衆衛生の諸課題と生命倫理学

生命倫理学の領域で、応用的な範疇に位置し、十分な論議がなされていない「公衆衛生におけるインフォームド・コンセント」について、斑状歯裁判と水道水フッ化物添加事業中止の2事例を詳細に分析し、ガイドラインを提示! 公衆衛生従事者、医療関係者、社会学・政治学研究者等に必携!

著者略歴

二宮一枝(にのみや・かずえ)
岡山県公衆衛生看護学校、国立公衆衛生院専攻課程(看護)を経て岡山大学文学研究科(人間学専攻)修了。現在、岡山県立大学保健福祉学部看護学科勤務。

目次

序章/背景/問題の所在/研究史及び本書の意義/本書の構想/第T章 公衆衛生における「生命倫理学」の位置づけ―動向と課題/第1節 「生命倫理学」と公衆衛生/1「生命倫理学」と4つの原理/(1)自律尊重原理 respect for autonomy/(2)無危害原理 non-malficence/(3)恩恵原理 beneficence/(4) 正義原理 justice/ 2インフォームド・コンセント「IC」/(1) 「公衆衛生のIC」/(2)「IC」の構成要素/(3)同意する能力 competence/第2節 公衆衛生における「生命倫理学」の現状と課題/1プライバシー/2インフォームド・コンセント「IC」/第U章 歯科保健の動向と水道水フッ化物添加の変遷/第1節 我が国における歯科保健のあゆみ/第2節 「健康日本21」における歯科保健対策/第3節 水道水のフッ化物添加をめぐる動向/第V章 事例/第1節 西宮市及び宝塚市の斑状歯裁判から学ぶこと/1事例の概要/2神戸地裁尼崎支部判決(1986.10.9)とY市の控訴/3大阪高裁判決(1989.6.20)とXの請求及び付帯控訴/4最高裁判決(1993.12.17)5公衆衛生における「IC」の視点からみた問題/(1) 科学的根拠/(2) 水道事業の公益性と審美性/(3)住民への広報(開示―説明責任)/第2節 旧具志川村(現久米島町)の動向から学ぶこと/1事例の概要/(1) 旧具志川村の概況 /(2) 齲歯予防対策の取り組み/2公衆衛生における「IC」の視点からみた問題/(1)「開示」とコミュニケーション/(2)意思決定過程と代表者選出/(3)関係者の連携・協働/第W章 公衆衛生における「IC」とそのガイドライン/あとがき/注/文 献/索引

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