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西蔵 近代チベット史叢書 15  

西蔵・書影
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西蔵研究会/太田保一郎・編著
A5判・上製クロス装・函入
ページ数:216頁
定価:本体6000円+税  2018年5月25日刊行 
(原著)西蔵研究会・太田保一郎編著 『西蔵』(嵩山房、1904年)
ISBN978-4-86330-193-1 C0322

わが国の西蔵研究の先駆けとなった書!
河口慧海が仏教の原典を求めてチベットに潜入していたちょうど同じころ、学習院中等部教授の太田保一郎は西蔵研究会を結成、チベットに関する文献を集めて翻訳し、その知見を一冊の本にまとめた。のちに能海寛の遺稿を託され、その出版に尽力した太田保一郎らによる、日本のチベット研究の最初期の里標となった重要な書。現代表記の改訂新版で、多数の註釈付きで復刊!

◆編著者について

西蔵研究会(ちべっとけんきゅうかい)
能海寛の遺稿の出版に尽力した学習院中等部教授・太田保一郎、真宗大学(現・大谷大学)で川上貞信からチベット語を学んだ張崎幸寿らによるチベット研究団体。
チベット学萌芽期の日本において、文献の翻訳をもとに、チベットの情報を提供した。

太田保一郎(おおた・やすいちろう、1860~1952)
士族太田源吾の長男として佐賀の小城町に生まれる。
学習院中等部国文漢文教授を務める一方、地理学の研究を行う。
学習院を退職後は佐賀県小城町に帰郷し、小城鍋島家内庫所の記録を調査・研究。
郷土史家として雑誌『佐賀郷友』顧問、「小城史談会」会長を務めた。
学習院中等部教授時代に能海寛の遺稿を託され、その出版に尽力した。

「近代チベット史叢書」推薦文  小峰彌彦大正大学学長・仏教学博士)

 2009年は、1959年のチベット民族蜂起より50年の年にあたる。昨年の北京オリンピックの折りにも解放問題をめぐり、世界各地で解放を望む運動が顕在化したことは記憶に新しい。とはいえこの問題も、決定的な武力紛争までいたらなかったこと、さらには中国への配慮なども影響し、日本においての関心はそれほど高くなるには至らなかったのが現況である。だが、チベット問題は、当該の民族のみのことではなく、国際的にも重要な課題であることは間違いない。それ故、私たちはこの課題に真剣に向き合う必要があるが、そのためにはチベットに対する基礎的な知識を備えた上の正しい認識が不可欠となるのである。
 本叢書は「20世紀初頭から第二次世界大戦に至るチベットの歴史と民族文化」を学ぶ基礎的な資料としても重要であるし、チベット問題の原点を考察する上で貴重な材料を提供している良書である。青木文教氏をはじめとする著者の体験を通しての報告は、読者に多くの知識と示唆を与えるものと確信するものである。

目次

第一章 不可思議国
第二章 閾に攀じ上ること
第三章 チャン(Chang)地方およびその破稜
第四章 西部西蔵
第五章 国の中心
第六章 ラサ府
第七章 西蔵鎖国の理由
第八章 商業輸出入品
第九章 ラマ教の起源および発達
第十章 西蔵神学
第十一章 僧侶および僧院
第十二章 西蔵の人情風俗
第十三章 言語文字
第十四章 政治
第十五章 人種 史略
第十六章 輓近の旅行者
附録 青海地方の風俗およびラマ
達里珠の西蔵市の見物
達里珠および大ラマの転生
達里珠の殿堂およびラマの家屋
沙弥および僧服
格隆
男子の風俗
女子の風俗
市場の有様
言語、気候、物価、家屋
家族の有様
婚姻および夫婦の愛情
余が借りし家
人はみだりに人を害せず
西蔵人は宗教的人民なり
西蔵婦人に誘われて達里珠殿堂を視る
少女の火傷を療す
宗教行列
附 言

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チラシ→PDF:チラシ 「近代チベット史叢書」(表:553kb) (裏:310kb)


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